co2増加による地球温暖化説を否定する意見 その④

(2022年7月5日投稿)

解説


本日は、「温暖化で北極の氷が溶けて海面が上昇するってホント?」というテーマについて解説します。前回、「東南アジアの島国ツバルが温暖化によって海面が上昇し、ツバルの島が海に水没する」という報道が真実かどうかについて検証しました。そして過去20年間のツバルの海面潮位を確認すると、「20年間・ツバルの海面の高さは変わっていなかった」という事実が確認できました。

今、温暖化の原因として主流となっているのが「二酸化炭素の増加」にあり、脱炭素運動として世界中に広まっています。また脱炭素運動と同様に有名なのが、「北極の氷が溶けて海面が上昇する」という説になります。皆さんの中にも「温暖化によって海面が上昇する」という話を、一度は耳にしたことがある人は多いことと思います。この海面が上昇している理由として、「北極の氷が溶けている」とことが言われていたのです。

一時期、北極の氷が溶けることで、北極に住んでいるホッキョクグマが絶滅してしまう」ことも話題になったことがあります。そしてホッキョクグマが絶滅することを防ぐため、カナダの環境省は、ホッキョクグマを絶滅危惧種法の
懸念種に指定しました。しかしカナダの研究者であるスーザン・J・クロックフォードの調査によれば、「クマの生息数は実際には過去最高になっていた」という報告書を出されたことで、海面上昇を主張している人たちに衝撃が走った訳であります。


このカナダの研究者であるスーザン・J・クロックフォードの調査は、「ホッキョクグマは大丈夫、心配しなくていい20の理由」という報告書にまとめられています。


こちらは以下のインターネット上でも、ご覧になることができます。
https://ieei.or.jp/wp-content/uploads/2019/12/Corckford-Japanese.pdf


この調査報告書によって、「ホッキョクグマは減少しているのではなく、増えている」ことが明らかとなり、さらに「ホッキョクグマが増えたことによって、他の生物種に悪影響が出始めている」ことまで、この報告書で述べられています。

この報告が発表された後に、ホッキョクグマの問題を取り上げていた脅威論者の多くはその後、「ホッキョクグマの数が減る」ことに対して、言及しなくなったわけであります。


しかしここで、一度、原点に戻って考えてみますと、「北極の氷が解けたら海面が上昇する」ことはそもそも本当なのでしょうか。皆さんの中には、小学校の理科の実験で、水の入ったコップに氷を入れて実験を行った人もいると思います。次の写真にもあるとおり、表面ぎりぎりに氷が浮かんでいる、水の入ったコップがあるとします。


少し揺らしただけでもコップから水が溢れ出てしまう状態です。ではこの状態でコップに入っている氷が解けたら本当にコップから水が溢れてくるでしょうか。結論から言えば、氷が溶けてもコップの水は溢れ出ません。この実験は小学校の理科の授業でも教わりますが、氷の重さで水中に沈む部分の体積が決まるため、氷が溶けて水になってもコップの体積に収まり、水が溢れないという原理になります。

つまりこの理科の実験と同様に、北極の氷が溶けても海面は上昇しないというのが科学的な常識でもあるわけです。このような常識があるにもかかわらず、「北極の氷が溶けて海面が上昇する」ことをマスコミまで巻き込んで、あおったわけであります。


さすがに時が経てば、「北極の氷が溶けて海面が上昇することが真っ赤な嘘である」ことが知られてきたため、そこで次に「南極の氷が溶けて大変だあ」という話にすり替えていったわけです。北極は海の上に氷が浮かんでいますが、南極の下には大陸があります。つまり土地の上に氷があるので北極とは状況が異なります。そこで「南極の氷が溶けて水になったらそれこそ海面が上昇する」と主張するようになります。

南極の氷が溶けて海面上昇する話は、最近のテレビ報道でも、物理学者が解説しているものを見たことがあります。
ではここで、もう一度、現実を見ることにしましょう。確かに現在、北極の氷が溶けているのは事実です。しかし北極の氷が溶けても海面が上昇しないことは小学校の実験からも明らかです。では南極では、温暖化の影響で氷が溶けているのでしょうか。
実は南極では、氷は減少するどころか、増えているのが現実です。したがって温暖化で南極の氷が溶けているということは現実的には起きていないどころか、南極では氷が増えているわけです。


このように北極と南極で使い分け、さらにマスコミが盛り上げて「海面が上昇して島国が水没する」という話題が世界中に広まることになりましたが、なぜこのような嘘がまかり通ってしまうのでしょうか。


実は環境の研究においては、脅威論を主張しなければ国からの研究予算が確保できないという理由があります。例えば私が大学の教授だったとして、「温暖化は危なくない」という研究を考え、それを実証する研究を行おうとしても、現実的に予算は下りないわけです。いわゆる脅威論を主張しなければ、予算が成立しないという実情があるわけです。

つまり問題の根本を辿ると、温暖化の脅威を主張すれば、研究予算が下りて国から報酬を保証され、長年にわたって研究することができる訳です。つまり原点をたどれば、ただのお金の問題ということになります。


このように「温暖化によって海面が上昇する」という話は、単なるフェイクに過ぎなかったことになります。このようなフェイクに騙されないためにも、私たち一人ひとりが正しい知識を身につけ、情報武装することが望まれるのです。

■参考雑誌
ザリバティ2020年2月号
https://www.amazon.co.jp/dp/B082YCWB6B/
■「地球温暖化」の不都合な真実 単行本
マーク・モラノ (著), 渡辺 正 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4535788871
■テレ東BIZ ツバルの大臣 演説の場は… COP26×WBS
https://youtu.be/WgbfVpPnnPU


☆画像引用元:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/
☆音楽引用元:ニコニ・コモンズ
https://amachamusic.chagasi.com/