~アメリカのリベラルメディアも驚愕!?政府の公式見解と真っ向から反対!?

(2021年2月23日投稿)

解説

本日は、「バイデン新大統領が、中国による香港・ウイグル・台湾への強圧には口を出さない」と発言したことがヤフーニュース(中央日報)で紹介された件について考察していきたいと思います。

まずバイデン新大統領の発言に気づいたのは、ネット上でバイデン氏の発言が話題になっていたことからでした。「これは中国共産党による弾圧を擁護する発言ではないか」と騒がれていて、よくよく読んでみると、主にアメリカの議員やマスメディアが「この発言は中国擁護の発言だ」ということでかなり話題になっていた様子でした。

日本のニュースを調べても、この件については取りあげられていなく、この発言の裏取りがつかめないので、私はこの件について、取り上げる予定はありませんでした。

しかし、このバイデン発言を取り上げていた報道が一つありました。それがヤフーニュースで紹介されていた中央日報です。中央日報は韓国のメディアであるため、日本ではあまり読まれないですが、今、韓国の文在寅は親中派の大統領であり、この中央日報が取り上げたことが逆に信憑性が高いと感じられたわけです。

中央日報には次のような内容が掲載されていました。「バイデン氏は習近平国家主席に対し、中国が香港、ウイグル、台湾にする強圧的行動に反対する意思を明言しないと表明し、これに対し習近平は、理解した」と掲載されていました。

中央日報の記事に、「強圧的行動」という抽象的な表現書かれていますが、これは弾圧、いわゆるジェノサイドのことです。つまりこの記事を読む限り、バイデンは中国共産党による香港・ウイグル・台湾への弾圧に対し、一切口を出さないことを話されたことになります。

このバイデンの発言は、2月16日、CNN主催で行われたウェスコンシン州ミルウォーキーのタウンフォールミーティングによる発言です。

ウィスコンシン州と言えば、2020年

大統領選で大規模不正が疑われている州ですが

不正があったかどうかは別にしてバイデンが勝ち取った州となります。この不正選挙が疑われるウェスコンシン州でバイデン新大統領のタウンホールミーティングが行われたわけです。

この記事を読みますと、CNNアンカーのアンダーソンクーパー氏がバイデン対し、2月10日に行われた習近平主席と2時間以上にわたる電話会談について、ウイグル問題を議論したかどうかを尋ねことが書かれていました。

そしてバイデンの回答はもちろん議論したと返答し、引き続いて次のように話されました。

「中国が行う弾圧に対して私は一切口にしませんと習近平氏に伝え、彼はそれを理解した」

この発言に対して、ポンペイオ前国務長官も批判しているという記事が大紀元時報にも次のようなタイトルで紹介されていました。

バイデン大統領、ウイグル人弾圧を擁護ポンペイオ氏が批判と書かれています。 さらにポンペイオ前国務長官はバイデンの発言に対して、中国共産党のプロパガンダに同調していると批判したわけです。

もちろんバイデンは過去の声明で

ウイグル人と香港市民への弾圧 、台湾への軍事的威嚇について反対を表明していましたが、今回の習近平との電話会談で口に出さないことを言われたわけです。

さらにバイデンは習近平に対し、次のように述べられています。

文化的にはそれぞれの国に異なる規範があり、その国の指導者はそれに従うことを期待されていると答えられました。

この質問がされた時、実は生中継されていました。この生中継を聞いて、リベラルメディアでさえも驚愕したようです。どうやらアメリカではこの発言の報道はされているようですが、日本のメディアではこのバイデン発言の話が見当たらなかったため、私が取り上げた理由になります。

そもそもバイデン政権になってからブリンケン国務長官が就任されましたが、このブリンケン国務長官はポンペイオ前国務長官より中国政府によるウイグル人への人権弾圧をジェノサイドであると認定した 判断に対して同意を示されています。同意を示されているということは、ポンペイオの判断を引き継いでいるという意味です。

そのたみブリンケン国務長官が就任した時も、中国政府の行為はジェノサイドに当たるとの認識を改めて表明しています。

つまり、今回の集会におけるバイデンの発言は政府の公式見解を真っ向から否定した発言にもなります。そのためアメリカメディアにおいて、このバイデン発言が大きな物議を起こした理由になるわけです。

☆画像引用元:ウィキペディア
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☆音楽引用元:ニコニ・コモンズ
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